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火曜日の朝、ドロップを火葬してきました。
小さい骨壷になって帰宅。
毎日、餌を供えて語りかけています。

もっとああしてあげれば良かった、こうしてあげれば良かった。
いるのが当たり前で、特に気をとめていなかったことが後悔になってやってきます。

なくしてみて、初めてわかる大切さがあります。
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どうしてドロップは目が見えないという障害を持ってこの世に産まれてきたんだろう。
未来のない命。
それでも諦めずに育て抜いてくれる妻のもとに。
妻の献身的な世話のおかげで、ドロップはお医者さんも驚くほど生きた。
生きた。
7年間も。
最期の数ヶ月、体調の悪いドロップを動物病院に連れて行ったとき、お医者さんは信じられないことを言った。
「この子、ボンヤリだけど目が見えてるみたい。」
7年間、先天的に見えなかったのになぜ今頃?
たしかに、こちらを見ているようなしぐさをよくする様になっていた。
最期に自分を救ってくれた妻の姿を見たかったんだよ。きっと。
そのために神様が少しだけ力をかしてくれたんだ。
そして、妻は新しい命をこの世に産み落とし、ドロップはそれを見届けるようにちょうどその1週間後の今日この世を去った。
ドロップは最後の力を振り絞って、恩人の姿をとらえ、その人の出産を見届けた。
そうとしか思えない。
人間も含めて生き物の生と死は自然なことだから、どうしようもない。
でも、ドロップとその周りでおこった出来事には繋がりと意味を感じる。
ドロップの確かな意思を強く感じる。


これを読んだみなさん。
ほんの少しだけでも良いです。
ドロップが、障害なんて関係ない向こうの世界で、他の猫達と思い切り外を走り回っていることを祈ってやってください。

今までありがとな、ドロップ。

店を閉めて、翌日の営業準備をしていると妻から電話が。

「破水したみたい。」

部長にあとの事を頼み、自転車で全力疾走。
帰るとすぐに車に乗せて病院へ。
破水に間違いなし。
ただ、まだ痛みを伴う陣痛がおきていない。

とりあえずLD室で落ち着いていると、妻が一言。
「足くさい。靴下に穴あいてるし。」

仕事から直行した私の足は、革靴の中でイイ具合に熟成され、ほのかな香りを放っていた。
たしかに靴下には穴もあいている。

「とりあえず、まだ大丈夫だから。1回帰ってシャワー浴びて来い!」
初産とは思えない肝のすわったお言葉。


はい、帰ってきました。
食事とシャワーを済ませたら朝まで少し休んで出産の立会いに向かいます。
もちろん靴下も綺麗なやつを選んで…。

次の更新は出産後になるでしょう。

真夜中近くに降り始めた雨。
翌日の営業準備を終えて店を出るころ、雪に変りました。
店のシャッターに鍵をかけ、ダウンジャケットのフードを深くかぶって自転車をこぎ出します。
向かい風。
寒さで張り詰めた頬に、雪の粒が弾けます。
「いてぇーなー」
文句を言いながら、私はニヤニヤ。
めったに降らない関東の雪は、東北育ちの私の気持ちをはずませます。
まるで子供の頃のように。
「いてぇっつーの、このやろう」
フードについたファーの隙間で大きく口を開け、舌を出して、飛び込んでくる雪の味を確かめました。
都会の雪は汚いのかなあ。

DSC00051.JPG











あと一月足らずで産まれてくるベービーに備えて、新車を購入。
結構な値段でした。
新年早々、痛い出費です。
色はブラウン。
足回りの作りが良く、多少の段差は振動無く乗り越えます。
おそらく乗り心地は最高でしょう。
しかもホロ付のオープンカーです。


















DSC00046.JPG










あけまして、おめでとうございます。

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