忍者ブログ
2025 / 05
≪ 2025 / 04 1 2 34 5 6 7 8 9 1011 12 13 14 15 16 1718 19 20 21 22 23 2425 26 27 28 29 30 312025 / 06 ≫

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



今日は閉店後に再出勤してやる作業があって、夕方から3時間くらいぽっかり空き時間ができてしまった。
家に一度帰るとバタバタしちゃいそうだったので、夜の仕事まで時間をつぶすことに。
店の近くのマクドナルドへ行き、人の出入りの少ない奥の方の席に陣取って勉強を始めた。
と言っても読書。
『トムソーヤー』の次に手を出した『オズの魔法使い』を読み始める。
スピード重視なので気になったところは赤ペンで線を引いて、とりあえずどんどん読み進める。

と、10分くらいたった頃、女子高生が一人奥のエリアに入ってきた。
眼鏡のよく似合う頭の良さそうな可愛い子だった。
3、4人でおしゃべりに来ている他の女子高生とはちょっと雰囲気の違う子だった。
彼女は僕の隣の席に座るとすぐにバッグから参考書と筆記用具を出して勉強し始めた。
受験生なのかもしれない。

オッサンが女子高生をあまりジロジロ見ていて変な誤解されても困るので僕は視線を本に落として再び読書に集中した。
少し疲れを感じて腕を頭の上にあげて伸びる。
時計を見るとあっという間に2時間が過ぎていた。
隣を見ると女子高生はまだ勉強している。
参考書とノートに交互に視線を落とし、集中している横顔が素敵だった。
『頑張れ、頑張れ』
オッサンは心の中で応援したよ。

ちょうど区切りのいいところまで読めたので、ここまでにして仕事に戻ることにした。
バッグの中に読みかけの本を放り込み、トレイを持って立ち上がる。
女の子が必死に何かノートに書き込んでいたので、ぶつからないように気をつけながら狭いテーブルとテーブルの間を通ってトレイの上のゴミを捨て店の外に出た。

店を出ると雨。
傘は持ってない。
『店の近くにしておいてよかった』
僕はサドルをパーカーの袖で軽く拭いて自転車にまたがった。
走り出そうとしたそのとき、後ろから「すいませんっ」と呼び止められた。
振り返るとさっきの女子高生が雨の中に立っている。
「あの、これ・・・」
彼女は手を僕の方に差し出した。
手には僕の筆入れ。
僕は本だけバッグに入れて筆入れを忘れていたのだ。
「あ、ごめん、ありがとう」
僕は彼女から筆入れを受け取った。
「いえ」
彼女はちょっと緊張した、でも照れくさそうな笑顔で短くそう言うと店の中に戻っていった。

かわいかった(笑)
僕が彼女と同じ高校生なら確実に声をかけていたなあw
タイムマシーンがあるなら高校時代の僕に言ってやりたい。
「おまえ、遊んでばっかいないで、ちゃんと勉強してたらこんな出会いもあるかもよ」って。



あ・・・けっしてわざと筆入れを忘れたわけじゃありませんよ!
そんな高等テクニック持ってませんから!
PR


【ホノボノしました】
可愛い話ですね。
なんか とっても・・ほのぼのとしました。
頑張ってますね!
いつも 眺めて応援してます。
【ロックハンドの連れ合いさんへ】
まあ、のんびりやってますw
でも、学生のときよりやってるかもね。
でも、じゃあ学生のときにも出来たかって言うとそうでもないと思うよ。
ある程度人生経験つんだからこそ勉強の必要性や面白さが見えてきたんだと思う。
そうじゃなきゃ、もっとも苦手だった英語をわざわざ選んで克服しようなんて思わないでしょ(笑)
【無題】
あはは
ほんわかしちゃった^^

久しぶりに覗きに来たよ♪
相変わらず頑張ってるね~
凄いよな…

こっちはもうすぐ6ヶ月
分からない事だらけで相変わらずバタバタしております^^;
頑張ります!
【西風さんへ】
おお、もう6ヶ月か!
子育ては大変だけど、楽しくもあるよね。
頑張って!
うちも春前には・・・w
【春前には…?】
……!!
2人目とか!?\(^o^)/
この記事へコメントする








絵文字:
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字








04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31