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父の母、つまり僕の祖母が亡くなった。
95歳だから、大往生と言ってよいと思う。

それでこの3日間、仕事を忌引きで休んで父方の本家のある福島へ行っていた。
初日の朝、家を出てクルマをとばしたんだけど、着いたときには婆ちゃんは火葬中だった。
最後に顔を見ることが出来なかった。
僕らの結婚式に来てくれた婆ちゃん、それが最後の姿となってしまった。

まだ、ひ孫の姿も見せていない。
妻とだってゆっくり会ってはいない。
僕らが子供の頃、あんなに遊んでもらった事にお礼も言っていない。

小学生のころ、遊びに行った夏休み、朝から晩まで婆ちゃんにくっついて遊んでいた。
一緒に自転車に乗って、あちこち連れて行ってもらった。
その記憶が車中でよみがえる。
数年ぶりの本家への道。
でも、僕は迷う気がしなかった。
婆ちゃんと自転車で走り回った道は、今も何も変っていない。

「子どもが大好きで、優しい」
その言葉を、そのまま人にして姿を現したような人だった。
たくさんいる孫達や、ひ孫達はみんな婆ちゃんが大好きだった。

婆ちゃんは僕が到着してすぐ、白くて細かいたくさんのカケラになって出てきた。
しんみりした葬儀ではなかったし、僕もそんなに悲しかったわけじゃない。
「お疲れ様」と言う気持ちの方が大きかった。
でも、その白くて小さなカケラたちを見たら、色んな思いが溢れてきて、涙が止まらなくなった。
小さなひ孫達もいる中、恥ずかしい話だけども、僕の両目からはボロボロと雫が落ちてきた。

会いに来なくてごめんな、婆ちゃん。
そしていっぱい、ありがとう。
僕も、婆ちゃんみたいに子ども達を幸せに出来る人間にいつかなるよ。

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【婆ちゃんの思い出】
骨になった祖母に会って涙した貴方を 親戚の皆さんから教えられた時 とても嬉しく思いました。ひと目 骨になる前の義母の姿を見せたかったのですが、間に合わなかったのが残念でしたが、きっと母はあまりにもやつれた姿を貴方には見せたくなかったのでしょうね・・。
いつも気丈な義母で、日本の母のやさしさと 凛とした美しさを備え いつも義母の周りには笑顔と笑い声が絶えることが無かったです。
そんな母に育てられたロックハンド!!だから私は一生の伴侶として選んだのかな?
これからは、もっともっと やさしくしてもらおうっと!
結婚した頃は 私も腎臓が悪くて入退院を繰り返しており、子供は無理と宣言されていたのに母は、「子供が出来なくても息子が選んだ人だから何も言う事は無いよ!二人で幸せになってね」と満面の笑顔で言ってくれました。
おかあさん ありがとう 今幸せです。
【同居人さんへ】
今は大人だからわかるよ。
婆ちゃんにも辛いとき、大変なとき、誰かにあたりたいくらいイライラするとき、いろいろあったはず。
当たり前だけども。
でも、少なくとも子ども達には、婆ちゃんがそんな風に見えたことは一度も無いんだよ。
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