2009/04/09 02:55:13
今日の出来事。
うちの店はカウンター(景品を交換するレジのような場所)には原則として女の子のスタッフを入れている。
今日はたまたま女の子が1人しかいない日だったので、彼女が休憩に入るときは僕が交代でカウンターに入っていた。
来たお客さんのレシートを機械に読ませて景品と交換する。
基本的にはそれが仕事なんだけど、実際にはお客さんの荷物を預かったり、携帯電話を預かって充電したり、駐車場の車を移動のために呼び出したり、有料駐車場のスタンプカードを発行したりと、あらゆるサービスの受付窓口としても機能している。
当たり前だけども僕は問題なく業務にあたり、休憩を終えて出てきた彼女と交代した。
そして今度はホールの状況を見るために、店の中を他のスタッフと同じように巡回した。
巡回する僕の視界の隅に彼女の行動が映った。
彼女は休憩中に僕が受け付けたサービスや作業に問題が無いかチェックしていた。
僕はサッとカウンターに行き彼女に声をかけた。
「このやろー、上司の俺の仕事をチェックしてんのか!このサービス、誰が考えたと思ってんだ!俺がミスるわけねーだろ!」
もちろん冗談だ。
彼女は笑いながら言った。
「すいません、誰がやってもチェックせずにはいられないんです。」
思ったとおりの答えだった。
僕はもちろん彼女の責任感を褒めちぎった。
彼女はかなりデキるスタッフだ。
仕事も早く、細かいところまで気が利く。
1つ頼めば、そこから連想される残りの9つの仕事を何も言わなくても片付けといてくれる。
裏表も無く、素直な性格。
そんな子だ。
僕は仕事において彼女を100パーセント信頼している。
僕がホールに出れない日は必ず彼女をシフトに組み込んでいるほどだ。
今日の出来事から僕はふと思った。
「ああ、信頼を築くってこういうことか。」と。
たとえば、今日のような出来事があったとき。
たとえば、彼女が忘れ物のバッグを見てどのお客さんの物か言い当てたとき。
たとえば、携帯を充電に預けに来たお客さんに便宜上聞いている名前をしっかり憶えていて、接客の際にお客さんを名前で呼んでいる姿を見たとき。
たとえば、駐車場で移動が必要な車のナンバーと車種をみて、マイク放送で呼び出さずに直接お客さんの所まで行ったとき。(彼女は、ほぼ全ての常連さんの車種とナンバーを暗記している!)
たとえば、新台入れ替えの時の台の移動先を僕が作業前にメモしておくのを知っていて、何も頼んでいないのにメモ帳の1番上に移動先の台番号が書かれた紙が置いてあったとき。
たとえば、僕が業者と電話中に胸ポケットのボールペンに手を置いただけで、スッとメモ帳をわたしてくれたとき。
僕はそういった小さな事の積み重ねで、いつしか彼女を絶対的に信頼するようになったのだ。
博打のような大きな仕事を成功させた人が信頼を勝ち取るんじゃないんだよね。
彼女のような、小さいけども気持ちのこもった責任感のある仕事の地道な繰り返しが、壊れない信頼関係を生んでゆくのだなあと思った。
僕はたまたま、役割として彼女や他のスタッフ達の上司なわけだけども。
部下から学ぶ事もまだまだ多いです。はい。
うちの店はカウンター(景品を交換するレジのような場所)には原則として女の子のスタッフを入れている。
今日はたまたま女の子が1人しかいない日だったので、彼女が休憩に入るときは僕が交代でカウンターに入っていた。
来たお客さんのレシートを機械に読ませて景品と交換する。
基本的にはそれが仕事なんだけど、実際にはお客さんの荷物を預かったり、携帯電話を預かって充電したり、駐車場の車を移動のために呼び出したり、有料駐車場のスタンプカードを発行したりと、あらゆるサービスの受付窓口としても機能している。
当たり前だけども僕は問題なく業務にあたり、休憩を終えて出てきた彼女と交代した。
そして今度はホールの状況を見るために、店の中を他のスタッフと同じように巡回した。
巡回する僕の視界の隅に彼女の行動が映った。
彼女は休憩中に僕が受け付けたサービスや作業に問題が無いかチェックしていた。
僕はサッとカウンターに行き彼女に声をかけた。
「このやろー、上司の俺の仕事をチェックしてんのか!このサービス、誰が考えたと思ってんだ!俺がミスるわけねーだろ!」
もちろん冗談だ。
彼女は笑いながら言った。
「すいません、誰がやってもチェックせずにはいられないんです。」
思ったとおりの答えだった。
僕はもちろん彼女の責任感を褒めちぎった。
彼女はかなりデキるスタッフだ。
仕事も早く、細かいところまで気が利く。
1つ頼めば、そこから連想される残りの9つの仕事を何も言わなくても片付けといてくれる。
裏表も無く、素直な性格。
そんな子だ。
僕は仕事において彼女を100パーセント信頼している。
僕がホールに出れない日は必ず彼女をシフトに組み込んでいるほどだ。
今日の出来事から僕はふと思った。
「ああ、信頼を築くってこういうことか。」と。
たとえば、今日のような出来事があったとき。
たとえば、彼女が忘れ物のバッグを見てどのお客さんの物か言い当てたとき。
たとえば、携帯を充電に預けに来たお客さんに便宜上聞いている名前をしっかり憶えていて、接客の際にお客さんを名前で呼んでいる姿を見たとき。
たとえば、駐車場で移動が必要な車のナンバーと車種をみて、マイク放送で呼び出さずに直接お客さんの所まで行ったとき。(彼女は、ほぼ全ての常連さんの車種とナンバーを暗記している!)
たとえば、新台入れ替えの時の台の移動先を僕が作業前にメモしておくのを知っていて、何も頼んでいないのにメモ帳の1番上に移動先の台番号が書かれた紙が置いてあったとき。
たとえば、僕が業者と電話中に胸ポケットのボールペンに手を置いただけで、スッとメモ帳をわたしてくれたとき。
僕はそういった小さな事の積み重ねで、いつしか彼女を絶対的に信頼するようになったのだ。
博打のような大きな仕事を成功させた人が信頼を勝ち取るんじゃないんだよね。
彼女のような、小さいけども気持ちのこもった責任感のある仕事の地道な繰り返しが、壊れない信頼関係を生んでゆくのだなあと思った。
僕はたまたま、役割として彼女や他のスタッフ達の上司なわけだけども。
部下から学ぶ事もまだまだ多いです。はい。
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