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今日、岩手の中学時代の友人から久々にメールがきた。
内容はいたってシンプル。

「お前の母ちゃんの名前ってユミコだっけ?」

それだけである。
それだけであるが、非常に気になった。
なぜ、何年も会っていない地元の友人が突然僕の母親の名前をたずねてきたのか。
色々なことが頭をよぎる。
良くない知らせだったら大変だと思い、すぐ返信した。
気持ちとは裏腹に、いたって冷静を装ったメール。

「そだよ。
 どした?」

いくらなんでもそっけなさ過ぎである。
送信してから激しく後悔。
久々の友人に気の効いた挨拶の一言くらい記すべきだった。
友人から返信は来ない。
おいおい、なんだったんだ?
思わず、携帯電話で母親の氏名をググってみた。
ちなみに、「ググる」とは、インターネットでグーグル検索にかけてみると言う意味である。
お、けっこう引っかかるじゃん。
いくつかのサイトがヒットした。
その中に岩手日報のサイトがあった。

僕の母親は看護師で、詳しくは知らないが何やら面白いことをやっている人だ。
病院と言う職場環境にサービス業的な経営理論を持ち込み、看護師の仕事に誇りと新しい価値観を、病院と患者さんにより良い関係を生み出そうと運動をしている。
それは、僕のようなサービス業の人間から見ると、「ホスピタリティ」を文字通りの場所、病院に取り戻すための運動に見える。
会うたびに母親は自分のやっていることを楽しそうに、そして熱っぽく語るのだが、実際その内容は今僕が本を読み漁り勉強し、実践し始めているサービスの考え方と酷似しているから面白い。

その、病院環境改革は成果をあげ、どうやら多方面から注目されているようだ。
それを今回、岩手日報と言う新聞社が記事にとりあげたのだった。

20代になったばかりのころは、両親くらい軽く越える人生を歩んでやるなんて思っていた。
最近は景色も遠くまで見えるし、知らないうちに親より高い山を登ってるのかななんて思っていたりもした。
でも、どうやら僕はまだ、父親と母親の登った山の登山口に立った程度みたいだ。

深夜過ぎに中学時代の友人から遅い返信が来た。
悔しいことに、気の効いた挨拶も添えられていた。

「新聞に笑顔で載ってた。
 えらくなったね母は。
 では、良いお年を。」
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【母は偉大?】
昨日の夕刊に載ったこと連絡するべきか・しないでおこうか実は迷っていました。ひょんな所から知ることが出来たのですね(笑)ニンマリ顔の母です。
先日1歳の誕生日を祝ったので これからは年上の息子がドンドン私達を乗り越えて頂上目指すと期待しています。
字の間違いを訂正します。私の職業は「看護師」です。よろしくね。
【同居人さんへ】
失礼、看護師に訂正しておきます。
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