2008/11/23 23:47:35
今日、テレビのチャンネルを回していて、ある番組に目がとまり珍しく長時間見てしまった。
島田伸介の『行列の出来る法律相談所』って番組。
普段どんな番組なのかは知らないけど、今日は特番で長時間枠でやっていた。
著名人の描いた絵をオークションにかけて、その売り上げでカンボジアに学校を建てるという企画だった。
絵に関しては素人から、本当のプロまで、様々な人が描いた100枚の絵。
もちろん絵の技術的には明らかに素人な絵もあった。
でも、何かに飛びぬけている人というのは、やはり感性が豊かなんだなあと思う。
上手い下手は抜きにして、何かを感じさせる絵が多かったのだ。
下手でも、しっかりと表現として成立しているのだ。
観た人に想いを伝えようと言う、明確な意思のある作品。
むしろ、技術が追いつかないからこそ、そのもどかしさまで表現されてしまって、「不器用な男ですから・・・」的にグッとくる作品。
番組の最後に1枚の絵を落札した人が紹介された。
建築業を営むその人に落札した絵を届ける際、番組スタッフが頼みごとをする。
カンボジアに建てる小学校の壁に、今回の100枚の絵をタイルにして貼り付けたい。しかし、現地の技術者では難しいので、カンボジアまで行って貼ってくれる業者を紹介してくれないかと。
彼はボランティアで自ら行って貼ると申し出る。
彼には、たった10歳で難病に苦しみ、この世を去ってしまった娘さんがいた。
彼女は普通の子達と同じように、学校で勉強したがっていたと彼は言う。
カンボジアには学校で勉強できない子供達がたくさんいる。
この番組の企画でそれを知った彼は、黙ってはいられず、オークションに参加したのだ。
タイルを自ら貼りに行ったのも同じ気持ちからだろうと思う。
カンボジアの学校に、汗びっしょりになりながら黙々とタイルを貼ってゆく。
最後の1枚のタイルは番組から、彼へのお礼にプレゼントされた。
亡くなった彼の娘さんの似顔絵が描かれたタイル。
『お父さんの作ったこの学校で、ずっと勉強できるように。』
そんな想いの込められたタイル。
彼はその最後のタイルを丁寧に壁に貼り付け、首からかけていたタオルで顔をおさえて泣き崩れた。
絵を描いた人。
絵を買った人。
絵をタイルにして、カンボジアの学校まで貼り付けに行った人。
その人の、学校に行けずに亡くなった娘さんの似顔絵もタイルにしてプレゼントした人。
そもそも、この企画を立ち上げた島田伸介とアグネス・チャンという言う人。
みんな僕らと同じように、世の中に振り回されて生きているに決まってる。
酷い仕打ちにだって、何度も遭って来たに決まってる。
ホントは自分の事だけで手一杯に決まってる。
だから、僕は思う。
すてきな人達だなあ、と。
脱線したりもするけど、こんな人になりたかったんだって、忘れないように心に刻んでおこう。
ただ・・・、番組のタイトルと、その内容のつながりの無さだけが、最後まで僕の中で謎だった。
毎回観ている人は、流れで解っているんだろうけども。
島田伸介の『行列の出来る法律相談所』って番組。
普段どんな番組なのかは知らないけど、今日は特番で長時間枠でやっていた。
著名人の描いた絵をオークションにかけて、その売り上げでカンボジアに学校を建てるという企画だった。
絵に関しては素人から、本当のプロまで、様々な人が描いた100枚の絵。
もちろん絵の技術的には明らかに素人な絵もあった。
でも、何かに飛びぬけている人というのは、やはり感性が豊かなんだなあと思う。
上手い下手は抜きにして、何かを感じさせる絵が多かったのだ。
下手でも、しっかりと表現として成立しているのだ。
観た人に想いを伝えようと言う、明確な意思のある作品。
むしろ、技術が追いつかないからこそ、そのもどかしさまで表現されてしまって、「不器用な男ですから・・・」的にグッとくる作品。
番組の最後に1枚の絵を落札した人が紹介された。
建築業を営むその人に落札した絵を届ける際、番組スタッフが頼みごとをする。
カンボジアに建てる小学校の壁に、今回の100枚の絵をタイルにして貼り付けたい。しかし、現地の技術者では難しいので、カンボジアまで行って貼ってくれる業者を紹介してくれないかと。
彼はボランティアで自ら行って貼ると申し出る。
彼には、たった10歳で難病に苦しみ、この世を去ってしまった娘さんがいた。
彼女は普通の子達と同じように、学校で勉強したがっていたと彼は言う。
カンボジアには学校で勉強できない子供達がたくさんいる。
この番組の企画でそれを知った彼は、黙ってはいられず、オークションに参加したのだ。
タイルを自ら貼りに行ったのも同じ気持ちからだろうと思う。
カンボジアの学校に、汗びっしょりになりながら黙々とタイルを貼ってゆく。
最後の1枚のタイルは番組から、彼へのお礼にプレゼントされた。
亡くなった彼の娘さんの似顔絵が描かれたタイル。
『お父さんの作ったこの学校で、ずっと勉強できるように。』
そんな想いの込められたタイル。
彼はその最後のタイルを丁寧に壁に貼り付け、首からかけていたタオルで顔をおさえて泣き崩れた。
絵を描いた人。
絵を買った人。
絵をタイルにして、カンボジアの学校まで貼り付けに行った人。
その人の、学校に行けずに亡くなった娘さんの似顔絵もタイルにしてプレゼントした人。
そもそも、この企画を立ち上げた島田伸介とアグネス・チャンという言う人。
みんな僕らと同じように、世の中に振り回されて生きているに決まってる。
酷い仕打ちにだって、何度も遭って来たに決まってる。
ホントは自分の事だけで手一杯に決まってる。
だから、僕は思う。
すてきな人達だなあ、と。
脱線したりもするけど、こんな人になりたかったんだって、忘れないように心に刻んでおこう。
ただ・・・、番組のタイトルと、その内容のつながりの無さだけが、最後まで僕の中で謎だった。
毎回観ている人は、流れで解っているんだろうけども。
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