2009/04/11 22:00:14
最近、またちょくちょくギターを弾くようになった。
引っ越す時に、未練たらしいのも嫌だし、使わなきゃジャマ過ぎる置物だからとベースと一緒に捨てる事も考えたんだけど、妻に止められた。
「そんなのおかしい」と。
今考えると捨てる方がよっぽど未練たらしいね。
妻よ、よくぞ止めてくれた。
ほったらかしで、メンテナンスもしてなかったから、埃かぶって弦もボロボロ。
オクターブもずれてるし、ネックも歪んでるな、たぶん。
音は出るからかまわずに弾いていたけど、しょっちゅう弾くようになるとやはり気になる。
可哀想になってきた。
と言うわけで、ひさしぶりに楽器屋へ行ってきた。
昔は用が無くても毎週のように覗きに行っていたんだけども、これだけ空くと売っている機材の名前もわからんね。
HDレコーダーも随分安くて多機能なのがあった。
シンセなんて、まったく憶えのある型番のものが無かった。
パフュームの影響か、ヴォコーダー付きのシンセがやたら多かったなあ。
マルチエフェクターも手の平サイズのがあってビックリ。
アレとヘッドホンがあれば、いつでもどこでもエフェクトバリバリで練習できるわけだ。
技術は日進月歩と言うけれど、かるく浦島太郎な気分を味わった。
でもね、ギターやベースといったアナログな楽器のコーナーは相変わらず。
当たり前だけども安心したよ。
店員のお兄さんがやたら親しげに声をかけてくるのも昔と変らず(笑)。
お兄さん「アコースティックギターをお探しですか?」
僕「いや、探してるってほどのことじゃないんだけどね。」
お兄さん「こちらなんて、値段のわりにイイ音でますよ。」
僕「ほほう」
お兄さん「音出してみます?」
僕「いやいや、俺ねエレキしか持ってないから、たぶんまともに弾けんのよ」
お兄さん「あ、じゃあ、これからアコギを始めるんですか?」
僕「いや、始めるってほどのことでもないんだけどね。」
お兄さん「初心者の方なら、これなんかオススメですよ。お値段も手ごろで買いやすいですし。」
僕「ふーん、けっこう安いのもあるんだね。」
お兄さん「ま、音に関しては安いのは安いなりなんですけどね。」
僕「でも、昔に比べるとあからさまに安っぽい感じはなくなったね」
お兄さん「はい、音も昔の安い楽器よりは随分良くなりましたよ。でも、楽器やってる方だと気になると思うんですよ。3万円超えるとハッキリ音がよくなりますから。それなりの物をお求めなら、3万円以上の物を僕はすすめます。」
僕「なるほど、なるほど・・」
ここでお兄さん、32000円のアコギをおもむろに取り出し、チューニングを確認して「ポローン」と音を出す。
あら、確かに悪くないね。
そのまま、お兄さんは自分の世界に入りながらアルペジオを爪弾いた。
楽器屋のお兄さんが無駄に上手いのも、昔からの伝統だ。
買いに来た方が自信なくすほど上手いのは、明らかにお店にとってマイナスではないのだろうか・・・。
「でもね、たぶん兄さんより僕のほうがイイ曲かけるよ」
心の中で、負け惜しみをつぶやいた。
結局30分も兄さんと話ながら店内をみてまわり、1番安いシールドと、昔も使っていた弦を1セットだけ買った。
ひやかしもいいところである。
お兄さんには悪いが、楽器買うつもりで来たわけじゃないしね。
そしたら、最後に袋に入れたシールドと弦を渡しながら、お兄さんが一言。
「お子さんが出来てから、ギターを趣味でもう一度始めるなんてイイっすね。そーゆーお父さん、憧れます、僕。」
なんたる商売上手か!
ギター買うときはお兄さんを指名して買うよ。
君と僕とのプロミスだ。

引っ越す時に、未練たらしいのも嫌だし、使わなきゃジャマ過ぎる置物だからとベースと一緒に捨てる事も考えたんだけど、妻に止められた。
「そんなのおかしい」と。
今考えると捨てる方がよっぽど未練たらしいね。
妻よ、よくぞ止めてくれた。
ほったらかしで、メンテナンスもしてなかったから、埃かぶって弦もボロボロ。
オクターブもずれてるし、ネックも歪んでるな、たぶん。
音は出るからかまわずに弾いていたけど、しょっちゅう弾くようになるとやはり気になる。
可哀想になってきた。
と言うわけで、ひさしぶりに楽器屋へ行ってきた。
昔は用が無くても毎週のように覗きに行っていたんだけども、これだけ空くと売っている機材の名前もわからんね。
HDレコーダーも随分安くて多機能なのがあった。
シンセなんて、まったく憶えのある型番のものが無かった。
パフュームの影響か、ヴォコーダー付きのシンセがやたら多かったなあ。
マルチエフェクターも手の平サイズのがあってビックリ。
アレとヘッドホンがあれば、いつでもどこでもエフェクトバリバリで練習できるわけだ。
技術は日進月歩と言うけれど、かるく浦島太郎な気分を味わった。
でもね、ギターやベースといったアナログな楽器のコーナーは相変わらず。
当たり前だけども安心したよ。
店員のお兄さんがやたら親しげに声をかけてくるのも昔と変らず(笑)。
お兄さん「アコースティックギターをお探しですか?」
僕「いや、探してるってほどのことじゃないんだけどね。」
お兄さん「こちらなんて、値段のわりにイイ音でますよ。」
僕「ほほう」
お兄さん「音出してみます?」
僕「いやいや、俺ねエレキしか持ってないから、たぶんまともに弾けんのよ」
お兄さん「あ、じゃあ、これからアコギを始めるんですか?」
僕「いや、始めるってほどのことでもないんだけどね。」
お兄さん「初心者の方なら、これなんかオススメですよ。お値段も手ごろで買いやすいですし。」
僕「ふーん、けっこう安いのもあるんだね。」
お兄さん「ま、音に関しては安いのは安いなりなんですけどね。」
僕「でも、昔に比べるとあからさまに安っぽい感じはなくなったね」
お兄さん「はい、音も昔の安い楽器よりは随分良くなりましたよ。でも、楽器やってる方だと気になると思うんですよ。3万円超えるとハッキリ音がよくなりますから。それなりの物をお求めなら、3万円以上の物を僕はすすめます。」
僕「なるほど、なるほど・・」
ここでお兄さん、32000円のアコギをおもむろに取り出し、チューニングを確認して「ポローン」と音を出す。
あら、確かに悪くないね。
そのまま、お兄さんは自分の世界に入りながらアルペジオを爪弾いた。
楽器屋のお兄さんが無駄に上手いのも、昔からの伝統だ。
買いに来た方が自信なくすほど上手いのは、明らかにお店にとってマイナスではないのだろうか・・・。
「でもね、たぶん兄さんより僕のほうがイイ曲かけるよ」
心の中で、負け惜しみをつぶやいた。
結局30分も兄さんと話ながら店内をみてまわり、1番安いシールドと、昔も使っていた弦を1セットだけ買った。
ひやかしもいいところである。
お兄さんには悪いが、楽器買うつもりで来たわけじゃないしね。
そしたら、最後に袋に入れたシールドと弦を渡しながら、お兄さんが一言。
「お子さんが出来てから、ギターを趣味でもう一度始めるなんてイイっすね。そーゆーお父さん、憧れます、僕。」
なんたる商売上手か!
ギター買うときはお兄さんを指名して買うよ。
君と僕とのプロミスだ。
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