『カーズ』もたしか30くらいのチャプターで構成されていて、今ディクテーションは最初のチャプターが終るところです。
1本まるまるやってやるつもりでいますが、終るのは数ヶ月先になりそうですね。
流れとしては、まず字幕無しで繰り返し聞き、もう限界というところまで書き出せるだけ書き出します。
だいたい10回以上は聞いていると思いますが、正しく書きだせるのは7割くらいですね。
そのあと英語字幕を表示して、正解をノートの右側に書き出していきます。
これらを比較すると、自分の聞き取れていない部分を見事に洗い出すことが出来ます。
知らない単語などもここでチェックしておきます。
で、あとは音読。
普通に音読するだけなら、もっとスイスイ進めるんですが、あえて声優さんになりきって、自分にできる限界まで本物と同じスピード、同じ抑揚、同じリズムにこだわって繰り返し音読しています。
これが、ほんとーに難しいw
数え切れないほど繰り返し発音してるんで、チャプター1に関しては台本無しで全員の台詞を言えますもんw
映画一本終る頃には『一人カーズ』と言う芸を身に付けているかも知れません(笑)
前回のマックイーンのイメージトレーニングのシーンに続いてレースシーンが挟まれ、そこに入る実況中継が次のディクテーションポイントになります。
実況の声は、どうやら向こうじゃ有名な本物のレースを実況している人が当てているようで、非常にカッコイイです。
ラジオのDJみたいな感じですね。
それだけに速くて、聞き取るのも大変でした。
まだまだこんなの速いうちに入らないのかも知れませんが、初心者にとってはマシンガンですw
あと、字幕なんですが、画面幅の関係で必ずしも台詞を全て表示するわけじゃないんですね。
適当に省略される場合があります。
赤字になっているところは、字幕には表示されていない部分で、つまり僕が聞き取った箇所なんで間違っている可能性があります。ご了承をw
B:Bob Cutlass
D:Darrell Cartrip
B:Wellcome back to the Dinoco 400. I'm Bob Cutlass, here with my good friend Darrell Cartrip. We're midway through what may turnoff to be an historic day for racing.
ダイナコ400へようこそ!お送りするのはおなじみ、ボブ・カトラス、そして僕の親友ダレル・カートリップです。僕たちは今、正にレース史にとって歴史的な日となるかもしれない最中にいます。
D:Bob, my oil pressure's through the roof right now. If this gets any more exciting, they're gonna have to tow me outta the booth!!
ボブ、俺の油圧は上がりすぎて天上を突き抜けそうだ!これ以上レースがエキサイトしたら、このブースを出る時は牽引されて出る事になっちまうよ!
B:Right you are, Darrell.Three cars are tied for the season points lead, heading into the final race of the season. And the winner of this race, Darrell, will win the season title and the Piston Cup!!
まったくだよ、ダレル。ここまで、3台のクルマが同点のままシーズンをリードし、今日の最終レースになだれ込む展開だ。つまりこの最終レースの勝者が手に入れるのは、ダレルいいかい?、シーズン優勝、そしてピストンカップ!!
最後の「ピストンカップ!!」のところでBGMの『Real gone』がちょうどブレイクすると言う細かい演出が痺れます。
この後に続く場面でもそうなんですが、throughってけっこう使われる単語なんですね。
今のところ『カーズ』の中では頻出です。
gonna=going to、outta=out ofも知りませんでした。勉強になるなあ。
似ても似つきませんが、最大限頑張って発音してみたのでアップしておきます。
http://sugar310.dip.jp/cgi/upload/source/up21559.mp3
自分では小林勝也のように言えているつもりでしたが、録音して聞いてみると寒いですw
まあ、でもこれくらい成りきってやれるところがTOEIC問題集を音読するのと違う楽しいところです。
『第一四半期の売り上げが良かったので、その会社は破産を申請する必要がなくなった』
とかDJ風に言えないですもんねw
(いや、それはそれで面白いかもしれませんがw)
あ、ただ皆さんやる時は他人に見られないように注意してくださいねw
この映画は主人公のレーシングカー、ライトニング・マックイーンがトレーラーのコンテナの中でレースに勝つ自分をイメージするイメージトレーニングのシーンから始まります。
スポーツ選手なんかが試合前にやるアレですね。
画面は時々レースのイメージ映像が流れる以外は真っ黒。
そこにブツブツとマックイーンの独り言が重なります。
OK...Here we go.
オーケー、行こうか。
Focus. Speed. I am speed.
集中しろ。スピード。僕は速い。
One winner, 42 losers.
勝つのは1台。42台は敗者だ。
I eat losers for breakfast.
敗者達を朝飯に喰ってやる。(勝つなんて朝飯前だぜ。)
Breakfast?
朝飯?
Wait, maybe I should've had breakfast.
待てよ、そういや、朝飯喰っておけば良かったかなあ・・・。
(A little)breck-y could be good for me.
ああ、食べといた方が良かったかも・・・。
NO, no, no, stay focused.
あ、ダメ、ダメ、ダメ。集中しなきゃ!
Speed.
スピード。
I'm faster than fast.
僕は超速い!
Quicker than quick.
僕は超俊敏だ!
I am lightning.
僕はライトニング、そう、イナズマだ。
~コンテナの外からの声~
"Hey Lightning! You ready?"
おい、ライトニング!準備はいいか?
Oh, yeah. Lightning's ready.
オーケー・・・イナズマを見せてやるぜ。
最後の台詞のところでコンテナが開き、中に光が差し込んで、赤く艶やかでセクシーなライトニング・マックイーンの姿が初めて画面に現れます。
同時にシェリル・クロウの『Real gone』のイントロのギターリフが流れ、マックイーンはエンジンを1回大きく唸らせてコンテナの中から不適な笑みを浮かばせてオーバルサーキットに降り立ちます。
マスコミがマックイーンに群がり、彼の姿を見付けた観客達が歓声を上げます。
映画の幕開けを飾る、この50秒くらいのシークエンス、完璧です。
何度観ても震えがくるカッコ良さw
この映画は全編に渡って素晴らしい完成度を誇りますが、中でもこのオープニングは特に僕の好きなシーンの一つです。
観たこと無い人、是非観てください。
「クルマが喋る子供用のファンタジーアニメだろ?」と思っている人も、是非観てください。
最初の数分間でそんな先入観はぶっ飛ぶ事を保証しますよ。
あ、そうそう、breck-yって単語は知りませんでした。
breakfast(朝食)を短縮して言うスラングみたいです。
こんなの絶対TOEICには出てきませんよネw
でもディズニーのアニメにまで出てくるって事は、アメリカじゃ子供でも当たり前に知ってるスラングってことです。
こう言うのを知れるのも映画を教材に使う事の利点の一つかなと。
ちなみにこの『カーズ』、どっかのサイト(忘れた)で英語学習教材としてA+の評価をもらっていました。
みなさんもどうですか?(笑)